デュラフォア通り
 

「バカンス」

  といっても他の国からの旅行者も来るわけで、空になっても何も無いわけではなくて、バカンスに携わる業者は、交通、ホテル、レストランなど、一番忙しい稼ぎ時、この期間の人の動きや収入が年間収入を左右する。3/4の人口がバカンスで、1/4の人が働いている。バブルの頃までは、日本人のフランスに来る旅行は年間100万人といわれていたが、今は75万人くらいらしい。今年はアメリカ人の旅行者が復帰して久方ぶりに300万人になりそうだと言われている。9・11事件があったり、反フランス感情で昨年は240万人で最低記録、世紀の変わり目2000年の年には380万人のアメリカ人旅行者がフランスに来てこれが最高記録だそうである。日本人の3倍位のアメリカ人旅行者があるわけで、日本語の観光パンフレットなどが用意されているのを見て、日本と同じにお客様は神様みたいな気分にならないこと、日本人ばかりが観光客ではない。美術館でも何処でも大概日本語パンフレットは、殆ど日本から出向の企業のメセナ寄付で作られ同じ財布、フランス人がお金を払ってまでは用意しない。近年は韓国人、中国人旅行者も多くなり区別はつかない。中国人旅行者は昨年57万人フランスに来たそうで、もう日本に追いつきかけているのである。
 

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