岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

トリアノン・パラス・
ホテルの入り口
(ベルサイユ)

【近況】

10月1日、パリ日本大使館で、去る7月16日に東京でだされた、2002年度外務大臣表彰と記念の銀杯を、小倉大使より伝達されました。
カルナバレ美術館長の祝辞で、日本の皆さんのお陰です。有り難うございました。

10月25日(金)〜11月7日(木)
パリ15区役所ホール
「15区美術家展」
(主賓招待、20点位ならべます)

11月6日〜12日まで、福岡市天神にある博多大丸デパート、美術画廊に個展「パリ便り」のため、訪日。会場におります。
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ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 

「10月のパリ

 まあ早く日のたつこと。9月20日に京都からパリに帰って、あれよこれよと言う間に2週間もたっている。
寒い日があって日本の真冬の気温の数日だったり、途端に秋日和になったり、数日前地震は無いと思っていたフランスで、幸い大きな被害にはならなかったけれどブルターニュ地方に震度5度4分の大地震。パリだったらと冷やりものである。
フランスでもアルプス山脈の終端、スペイン国境のピレネー山脈と岩礁のブルターニュ半島には、時々地震が起こる記録が残っているそうだが平素、海や河川に運ばれた堆積物と砂層で出来上がっているところの多いフランスの平野地帯では地震の経験がなくて全然考えられていないので、耐震構造などあまり重視されず昔から石を積み上げただけで出来た教会堂や家が普通だから、近くのブルターニュで大地震となると、ゾーッとするのである。
それにしても気候も異常で、もう今日からは、建物のセントラルヒーティングにも火が入る。日本の九州の知人は、こちらまだ半袖でも大丈夫、夏の続きなんですよと、びっくりしている。

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赤木 曠児郎 (2002年10月6日)
赤木曠児郎氏 略歴
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