フロール館
(ルーブル美術館)
 

「早朝のラジオ」

 難民、移民、失業者増で、手のつけられない毎日、自動小銃もって警戒する兵隊がパリの地下鉄の通路にも常時立たなければならないほどである。何かが狂っているのだけれど、何時もとかわらず生活はされ、ここでもみんな生きているのである。
 フランスも、政界疑獄は日常茶飯事で、日本も同じである。ジャックが、ジャンがといったところで、日本ではあまり関係も、関心もあることないので、フランスでは大きく紙面をにぎあわせるが、外国ニュースにはならないだけである。告発する市民の良心と勇気だけが、民度だろう。

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