岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

 

「春が間近か」

温かいのだけれど、雨がとても多い。異常なのだろう、郊外の浸水のニュースが多い。木々の芽が脹らみはじめると、パリの街路樹の伐採が始まる。沢山茂った昨年の小枝を、チェーン・ソーでビューンビューンと切って、春先に幹だけにしてしまう。そうしないと茂りすぎるし、大きくなりすぎて街路樹の形が悪くなるからで、毎年結構手間が掛かっている。黒い樹の幹は、ニョキニョキと不思議な抽象彫刻のような効果で、もうすぐ春だなと感じるこの季節が好きだ。

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赤木 曠児郎 (2002年2月27日)
赤木曠児郎氏 略歴
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