シャロンヌ大通りのカッフェ
 

「パリのストライキは健在

 フランスは、デモ行進とかストライキの多い国で、年中何かしらを理由に、要求や意見を揚げてやっているが、このテロ事件以来、世界中が戦争に注目しアメリカ人は海外旅行を用心して自粛40%減、日本人まで24%減、旅行者相手の業種では予定が外れて困っていても、それはそれ、自分の要求は自分のことで、デモやストをどんどんやる。日本人の習慣だと、他人に迷惑をかけ、こんな時世に身勝手な連中に映り、人と違う自分の意見を言うと、煩い人間だと白い眼で差別となり、上の人には巻かれろと、遠慮が「得策」となるが、とんでもない。自分の意見は自分の意見。「革命と人権」はフランスのトレードマークで生きていて、ここの社会は案外健全なのかも知れない。今日も、公立病院の看護婦さんはストである。フランス名物だからと、腹を立てないことだ。

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