前回に引き続き、年度の総まとめとして、岡山県農業共同組合中央会会長の村上進通さんにうかがいます。
「食育とは心を耕すこと」という言葉をうかがい、心が固まってしまったがための青少年の犯罪が今いかに多いことかと、はっとさせられました。
これからも「食の大切さ」を伝えていかないといけないと、思いを新たにした次第です。 |
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マスカットは何物にも負けない世界一のぶどう! |
| 竹中: |
果物は14品目取材しましたが、どれも岡山に暮らせて良かったと実感する美味しさでした。 |
| 村上: |
温暖な気候を生かし、歴史を重ねながら果物王国岡山を作り上げたすばらしい県といえますね。 |
| 竹中: |
中でもぶどうはマスカット(6月4日放送)、瀬戸ジャイアンツ(9月3日放送)、ピーオーネ(9月10日放送)、コールマン(12月17日放送)を取材しましたが、消費者が求める嗜好が変わってきているような気がします。 |
| 村上: |
確かに大粒・種無し・甘いぶどうが非常に評価を高めています。
しかし、冬のぶどう・コールマンと並んで、やはり120年の歴史を持つマスカットは、エメラルドグリーンの色と麝香の香り、これは何物にも負けない世界一のぶどうです。 |
| 竹中: |
ぶどうは品種改良も盛んに行われていますね。 |
| 村上: |
瀬戸町に花澤さん(花澤ぶどう研究所)という世界的なぶどうの研究科がいらっしゃって、情熱を持って消費者の皆さんに喜ばれるぶどう作りのために精魂込めて携わっています。
そのような方のおかげですね。 |
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マスカット
麝香とは、ジャコウジカからくる官能的な香り。
マスカットの香りは食味と両輪ではずせない美味しさの要素です。 |
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ピオーネ
標高が高く、一足早く秋が訪れた新見市豊永地区。現在も氷点下の朝が続いていて、春はまだまだ先なのでしょう。 |
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瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)
花澤さんが瀬戸町で品種改良に成功したので、瀬戸の名前がついています。 |
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コールマン
コールマンは、今、接木のための蝋づけ作業の時期を迎えているそうです。 |
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日々の栽培管理があの白桃を育てる! |
| 竹中: |
去年、東京の高級フルーツ店で岡山の白桃に1個5000円の値がついていました。
白桃(7月23日放送)はまぎれもないブランドですね。 |
| 村上: |
白桃は淡い紅をさした気品のある果物です。
私も東京に行くと日本橋のお店に必ず寄りますが、今、メインはどこの果物が飾られているか常に見ています。
春先は岡山のマスカット、そしてピオーネ、白桃が並びます。
岡山の白桃は他県の桃と違って、一段高く、桃の芸術品にふさわしい価格をつけて並んでいます。
それを見ると、すばらしい桃を育てている生産者の皆さんの日ごろの努力をしみじみ感じます。
今は剪定が終わって花をつける時期。
そして間引き、袋かけと、日々の栽培管理があってこそすばらしい白桃に育っていくのです。 |
| 竹中: |
世界中の方に食べていただきたいと思います。 |
| 村上: |
なんとか岡山のすばらしい果物を味わっていただきたいということで、2年前から輸出の取り組みをすすめています。
今、試験輸出の段階ですが、本格的にマスカット、ピオーネ、そして白桃も認めてもらえるように努力をしているところです。 |
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白桃
まもなく岡山県下各地で濃いピンク色の花が、桜より一足早く咲き誇ります。 |
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地域の農業を支えるには何よりも担い手が必要! |
| 竹中: |
果物に限らず、どこを取材しても後継者不足に悩んでいらっしゃいます。
イチゴ(2月11日放送)などは作れば売れるが、設備投資にお金がかかるので新規の人が増えないということですが、これはもう今そこにある危機といえますね。 |
| 村上: |
地域の農業を支えるには肥沃な土壌、清らかな水、そして何よりもこれを支えていく担い手がいるということが必要です。
いろんな地域でPRしながら新規就農者の獲得に努めています。
毎年100人以上の新規就農者がいますが、中には大都市で車や本を作っていた人が、岡山でトマトやピオーネを作り、生きがいを覚えると言ってくれています。
また、若い人と同時に、2007年度問題といわれる定年帰農の方、郷里に帰って農業をしたいという方が増えてくれることを期待したいです。 |
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イチゴ
これから安くなる時期に買いだめし、凍らせて夏にシャーベットをつくりましょう! |
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心を耕し、自分を大事にし、命を育てる食育! |
| 竹中: |
来年度の番組のもう一つの柱に食育を取り上げたいのですが、村上会長の考える食育とはどのようなことですか? |
| 村上: |
食育とは、食事や農業を通じた、心を育てることだと思います。
食べることの源である農業生産を知っていただく、つまり命を育てるということの大切さを感じ取っていただく。
また、地域がすばらしい農産物を作っていることを小さな子どもにも知ってもらう。
このことが自分を大事にし、地域を大事にし、国を大事にする、つまり心の教育につながると思います。
竹中さんもがんばって、一層岡山のすばらしさを伝えていってください。
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岡山県農業共同組合中央会会長
村上進通さん
学生時代はグリークラブだったということで、その声の良さに、録音に立ち会った一同納得! |
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