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2020年1月19日(日) 15:49

日米安保改定から60年、祖父の思いは安倍首相へ

 日米安全保障条約の改定から1月19日で60年を迎え、記念式典が開かれました。条約に署名した岸元総理が目指したのは「アメリカとより対等な同盟関係を築くこと」ですが、その思いは孫の安倍総理にも引き継がれていました。

 「いまや日米安保条約はいつの時代にもまして不滅の柱。アジアとインド太平洋、世界の平和を守り繁栄を保証する不動の柱です」(安倍首相)

 改定日米安全保障条約について19日、このように意義を語った安倍総理。総理自身、この条約に対しては特別な思いを持っています。それは・・・。

 これはちょうど60年前の1月19日、条約の署名式の様子をおさめたフィルムです。日本側の代表は岸信介総理、安倍総理の祖父にあたります。
 「日米両国の友情と協力関係の絆をさらに強固にするために再びワシントンにまいりました」(岸信介 元首相)

 岸総理が目指したもの、それは「アメリカとの関係をより対等に近づけること」でした。有事の際、アメリカ軍が日本を防衛する義務を明記する形で不平等と言われてきた旧安保条約を改定したのです。

 「本日、日本とアメリカ合衆国との間に相互協力および安全保障の条約が調印されることは、誠に歴史的な出来事です」(アイゼンハワー元大統領)

 しかし、日本国内では「安保闘争」と呼ばれた激しいデモが起こり、条約承認と引き替えに岸総理は辞任。 祖父の姿を見ていた安倍総理は2006年のインタビューで、安保条約の意義をめぐり学生時代に教師と口論になったと明かしていました。

 「安保について肯定的な意見を何回か述べたことはありますね。(安保条約にある)経済条項というものも結構意味があるんだという話をしました。そうすると、先生をはじめ皆さん黙っていたんですね。それは、やはりそういう事を全然知らないわけですね」(安倍首相〔2006年〕)

 そうした安倍総理の安保条約への思いが行動として表れたのが、2015年の「安保法制」です。国内の反対論を押し切り、憲法で認められないとされた集団的自衛権の行使を部分的に容認することで、アメリカ艦船を自衛艦が防護することなどが可能となりました。総理周辺は“より対等な同盟関係に近づいた”と成果を強調します。しかし・・・。
 「もし他国がアメリカを攻撃しても日本は守る必要がない、これは不公平だ。そんな条約を過去に結んだんだ。我々がバカみたいだが、そんな条約を結んだんだ」(トランプ大統領〔2019年6月〕)

 トランプ政権は、現在の安保条約は不公平であるとして、「思いやり予算」と呼ばれる在日アメリカ軍の駐留経費負担を増やすように求めてくることが確実視されています。

 「日米関係をより対等に」という祖父の目標を引き継いだ安倍総理。その先には何が待ち受けているのでしょうか。

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