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2017年7月28日(金) 17:13
稲田防衛相辞任、後任の狙いは?

稲田防衛相辞任、後任の狙いは?

 28日午前、総理官邸で急きょ、記者団の取材に応じた安倍総理。政権にとって深刻なダメージとなることは避けられそうにありません。

 「閣僚が辞任することになったことについて、国民の皆様に心からおわび申し上げたい」(安倍首相)

 安倍総理が「将来のリーダー候補」として抜てきした稲田防衛大臣が、ついに辞任を表明。後任の防衛大臣は、“ポスト安倍”の有力候補、岸田外務大臣が兼務することになりました。

 「安倍総理から何か良い感触でも得たのかね」(岸田派議員)

 永田町に政局の風が吹き始めたのでしょうか・・・

 稲田防衛大臣の最後の仕事。それは、南スーダンPKOの陸上自衛隊の日報をめぐる特別防衛監察の結果を公表することでした。

 「防衛省、自衛隊にとって大変厳しい、反省すべき結果が示されました。極めて遺憾であります」(稲田朋美 防衛相)

 最大の焦点は“日報を非公表とする意思決定に稲田氏が関与していたのか”ということです。

 「(南スーダンPKOの“日報問題”について)防衛大臣より、公表の是非に関する何らかの方針の決定や了承がなされた事実もなかった」(特別防衛監察)

 監察は、日報の非公表を主導したのは、事務方トップの黒江事務次官だと認定。稲田大臣に対して「日報のデータ」が存在することを報告した可能性は否定できないとしながらも、日報の非公表を求める報告がされた事実はなく、稲田氏による何らかの方針の決定や了承がなされた事実はなかったと結論づけました。

 「私自身、報告を受けたという認識は今でもなく、監察の結果は率直に受け入れます」(稲田朋美 防衛相)

 一部メディアが“稲田大臣に報告した際のメモが存在する”と報じていることについては・・・

Q.報道に出ていたメモも見ていない?
 「見ていません」(稲田朋美 防衛相)
Q.心当たりは?
 「ありません」(稲田朋美 防衛相)
Q.メモはねつ造だと思うか?
 「分かりません」(稲田朋美 防衛相)
Q.怪文書ですか?
 「承知しておりません」(稲田朋美 防衛相)

 今回の結論を受け、事務方トップの黒江事務次官、陸上自衛隊トップの岡部陸上幕僚長が引責辞任することとなりました。そして、稲田大臣も・・・

 「私にとっても、非常に有意義なやりがいのある1年だったと思っている」(稲田朋美 防衛相)

 一連の問題の監督責任をとり、内閣改造を待たずに辞任しました。突然とも言える辞任ですが、自民党内からは「遅きに失した」という声があがっています。

 「遅かった・・・ここまで、さらし者にされて」(自民党議員A)

 「意味不明だな。何で、きょう辞めたんだろう」(自民党議員B)

 そして、午後1時半ごろ・・・

 「(Q.いまの心境は?)空ですね」(稲田朋美 防衛相)

 自らの心境について、「空ですね」と言い残し笑顔で防衛省を後にしました。その2時間後に防衛省にやってきたのが、ポスト安倍の有力候補、岸田外務大臣です。

 「これから上がって説明を受けて、出てきたときにぶら下がりをさせていただきます」(岸田文雄 外務・防衛相)

 稲田氏とは対照的に余裕を感じさせる岸田大臣。来月3日に予定される内閣改造までの間、外務・防衛という重要閣僚を兼務することになりました。

 「厳しい安全保障環境を考えるときに防衛省、自衛隊の職責の重みを感じながら、しっかり仕事を務め上げていきたい」(岸田文雄 外務・防衛相)

 岸田氏はここに来て、来週の人事に向け自信を深めているともとれる発言をしています。

 「来週にかけて、また再び永田町周辺はにぎやかになるのではないかと思う。政治家として自分が働くポジション・場所をしっかり得るということは大切なことである」(岸田文雄 外務・防衛相)

 発言には常に慎重な岸田氏が、人事についてこのような積極的な言葉遣いをすることは非常に珍しいこと。

 「総理から何か良い感触でもあったのかね」(岸田派 所属議員)

 そのカギを握るのが先週20日、安倍総理と岸田氏が2人だけで膝をつき合わせた2時間の会食です。第2次安倍政権発足以降、2人で食事をしたのは実はこの日が初めてでした。支持率低下にあえぐ安倍総理にとって、岸田氏はむげに扱うことが出来ない存在になりつつあり、人事について岸田氏の意見や要望を聞き取ったものとみられています。実際、総理の周辺では、岸田氏が望む党役員での処遇も検討されています。安倍総理が重用してきた稲田大臣の辞任。元防衛大臣の石破前地方創生担当大臣は・・・

 「大臣のみならず、事務次官も陸上幕僚長もお辞めになる。防衛庁時代からずっと60年、歴史の中で初めての事態だと思います」(自民党 石破茂 前地方創生相)

 連立を組む公明党は・・・

 「安倍総理自ら真摯に受け止めて、自らも国民におわびをするという形になったわけで、やむを得ないことだった」(公明党 山口那津男 代表)

 来月3日に予定されている内閣改造。安倍総理は起死回生の一手を打てるのでしょうか。

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