阿部ひろみ

Vol.42 <3月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。


 みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか?
 雪がよく降ります。これから自宅へ帰れるか不安なほどです。それに寒いです。今日のようにどんどん降る雪の日は、スケッチブックにまで雪が積もってしまうので早くも退散です。
 雪の白を表現する時、わたし流にするやり方は、紙の白を雪に見立てて、お日様の影をつかって雪のこんもりした感じを表現します。だから3月あたりの日が照っていて、雪が積もっている「春の雪」が一番表現しやすいです。春の雪を待っていたら、桜を愛でる季節になってしまっていたりする事もあるので、自然と付き合うのはなかなか難しいです。

今月は、「備前市」です。平成17年3月22日に、備前市、日生町、吉永町が合併し、新生「備前市」が誕生しました。旧市町ごとに旅して来ました。

備前市


「楷の木」備前

なかなか楷の木のきれいな日に行けなかったのですが、とうとう描きました。構図が難しい。門からちょこっと木が見える感じにしようかなと思ったけれど、今回は国宝の講堂を入れました。


「牡蠣だな」日生

実はわたし牡蠣が食べれなかったのです。ある日、旅館で生牡蠣がでて「うわっ」と内心思ったけれど、一口食べてみると、なんてクリーミーな味わい。今では大好きです。一番好きなのはフライです。


「八塔寺」吉永

去年、世界遺産の白川郷を訪ねた。観光客がひしめき合って、ゆっくり落ち着いて描くどころじゃなかった。ここでは、のんびりした気持ちで描いた。そこに住んでいる人の笑い声を聞きながら。

いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、「吉備中央町」です。

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