阿部ひろみ

Vol.26 <11月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。

 みなさんこんにちは、いかがお過ごしですか?
そろそろ紅葉の季節ですね。絵に描きたい季節のひとつです。けれど、「紅葉狩り」に行くと、まだちょっと早かったり、今度は、もう枯れてイマイチだったりと、タイミングが難しいです。そういえば、絵に描きたい風景というのは、期間限定というのが、意外に多いのかもしれません。春の桜も、雪の積もり具合も、紅葉と同じくらい、見に行くタイミングが難しいです。まあ、だからこそ「いいタイミングのいい景色」に出会った時には、心から感動するので、いいものが描けそうでわくわくするのかもしれません。(実際に、いいものが描けたかどうかは、別として。)さて、今年はうまく見ることができますでしょうか。紅葉情報のニュースを確認しながら、順番を決めて、あちらこちらいろいろなところの紅葉を、見に行けたらいいなあと思っています。
 蛇足になりますが、各地のおいしいものにも、紅葉とともに、出会えたらいいなあと願っています。

今月は、備前です。

備前
「伊部/窯元」
 この通りを歩いた時、想像していた通りの町並みだったので、うれしくなりました。備前焼のタンブラーでビールを飲むと、きめの細かい泡が立って、いつもよりおいしくなるそうですね。(ビール好きの人からの聞きかじりです。)
   
「福生寺山門」

 福生寺の三重塔を見に行こうと山道を登ろうとしたら、山門が素晴らしかったので即座に描きました。冬眠に入る前の熊が、必死にごはんを探している時期だったので、出会わない事を祈りながら描きました。

   
「夕立受山」
 一度見てみたいと、前々から思っていたこの場所に、やっと行く事ができました。観光写真で見たように、きれいに見えない場所もよくあるのですが、ここは写真そのままの美しい景色でした。登る時に、少々道路が狭いのが難ですが。
   
「閑谷/資料館前」
 資料館(旧閑谷中学校本館)の前に、この門があります。かまぼこ型の石塀とあいまって、中国の唐様の雰囲気が出ています。この前、閑谷学校を描いた時は「鶴鳴門」。福生寺も「山門」と、実は、門好きなのかもしれません。
   
いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、「大原町」です。
 
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