阿部ひろみ

Vol.18 <3月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。

 みなさんこんにちは、いかがお過ごしですか。
 もう間もなく春ですね。東京に住んでいた頃の3月は、春だと思ってオーバーコートをクリーニングに出すと、決まって雪が降ったりするので、あたふたと薄いものの重ね着をして、風邪には油断大敵な時季です。
 岡山の特に県南では、だんだん暖かくなるので、惑わされることなく、春という気分が盛り上がっていきます。安心して衣替えもできます。
 県北では3月でも雪が降りますが、そういう時は、雪が降っても春の日差しで車道が乾いているので、スケッチに行けるし、描きたい所はまだ雪が残っていて、すごくラッキーに感じます。雪景色に反射する木漏れ日は、きらきらして、とてもきれいです。
 つい最近まで、冬でも冷凍庫の氷をばりぼり食べていたのですが、氷や堅そうなものを食べたいと思う理由が「鉄分不足」だとわかりました。「鉄分不足」を、お医者さんで治療してもらったら、冬に氷をがりがりと、数分ごとに食べていたなんて、今思い出すと身震いがします。
 でも雪って、ふわっとして暖かそうですよね。だから雪の方は「鉄分不足」に関係なく、時々食べてみたくなります、きれいなところをさくっと。で結局、思っているよりおいしくないなあと、いつも思うのです。進歩のない私です。

今月は、倉敷の美観地区です。

倉敷美観地区
「中橋」
 美観地区の真ん中にあるから、中橋って名前がついたのだろうか?
 切手などでも登場している有名な場所なので、最近まで勇気がなくて描かなかった。でも描きたくなったのだからしょうがない。
   
「かまぼこ黒田」
 歩きつつかまぼこをかじる。「うう、おいしい。」冬の寒さの中、はふはふと食べる。ちょうどできたてだった。小中学校の時の先生にあったら「買い食いだ。」と注意されそうだ。今はそんな事で注意されたりしないのかな。
   
「地酒屋の通り」
 東京の展示会で、「この地酒屋さんからお酒を買っている」という人に会って、世の中は狭いなあと実感しました。でもその人、10年ものあいだ、そこのお酒を飲んでいるのに、倉敷を訪れた事はないそうです。
   
「にぎやかな通り」
 この絵は、間違い探し的な要素があります。たくさん広告旗がぶらさがっているので、一カ所おかしな言葉を描いてみました。でも、皆さん細かく見てくださっているのだなあと改めて思いました。正解(?)された方が多かった。
   
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