阿部ひろみ

Vol.127 <4月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。

みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか。
 先日、東京へ行きましたら、もう桜が満開。早いですね。小さい頃、母に連れられ、着物を着て、抹茶をいただく機会がよくありました。桜の季節には、あちらこちらで、点茶が催されていますね。和菓子を見ると、季節が感じられ、和菓子職人さんのセンスに感服いたします。食いしん坊のわたしでも、和菓子は、しっかりと季節を味わってからいただきます。

さて、今月は、「喫茶店エルグレコの三つの季節」です。

喫茶店エルグレコの三つの季節


エルグレコの春

初めて店内に入ったのは春でした。県南の倉敷とはいえ、やはり初春なので、花冷えがして、外は寒かったけれど、中は珈琲の良い香りと同じような心地よさの暖かさにほっとしたのを覚えています。

エルグレコの春

エルグレコの初夏
エルグレコの初夏

やはり、一番多く描いている季節なのかもしれません。青々とした蔦に川沿いの柳。目をつぶると、風がそよぐその景色を鮮明に思い描くことができます。蔦の緑とピンクの対比が映えますね。



エルグレコの秋

桜の咲く季節より、どんぴしゃで行くのが難しい秋の紅葉。紅葉を目指して行くと、青々としているか、散ってしまっているかという具合。5年越しの春(秋ですが)となりました。

エルグレコの秋

いかがでしたか? 今回は、以上になります。
次回は、さあ、どこへ行きましょう。
風の吹いている方へ気の向くまま、ふらりとどこかへ。

※今月の絵は、岡山県津山市東一宮にある美術館「M&Y記念館」 に展示しております。


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