番組審議会

<第659回審議会概要>
■開催日時 平成29年5月10日(水)
■場所 山陽放送本社会議室
■議事の概要 8人の委員が出席して開かれ、山陽放送の自社制作番組について番組批評が行われた。

テレビは「RSK地域スペシャル メッセージ 聴こえない子を救いたい
~岡山かなりや学園~」(4月26日放送)
▽耳にハンディのある児童の教育施設が全国で唯一岡山にしかないことや1975年の設立以来400人以上もの児童を世に送り出していることが紹介され、驚かされるとともに志の高い尊い活動を改めて知った。
▽就学前、就学中、卒園児と3人の取材対象者の取り上げ方も良く、インタビューを含め、取材協力してくれた母親たちに対して慈しみのある取材者の接し方、信頼関係がすばらしい。
▽「聴こえないからできる表現がある」とダンサーを目指す19歳の女性の夢と頑張りに感銘と感動を覚えた。
▽とかく感情移入過多になりがちなドキュメンタリーを冷静に淡々と語るナレーションとカメラワークがかえって効果的であった。
▽障がい者を取り巻く国の支援などの現状について、もう少し詳しく触れても良かったのではないか。

ラジオは「朝耳らじお」(4月18日放送)
▽石田アナウンサーの季節感あふれる軽妙な語り口と進行で、ニュース、天気、タイムリーな話題など、朝の耳寄りな情報が満載の番組であった。
▽仁科博士ゆかりの理化学研究所の話題は興味深く、今後も岡山の偉人や研究者たちを定期的にクローズアップしてほしい。
▽放射性廃棄物に関する言及は、専門家の多くの異なる意見も視野に入れた慎重な対応も必要ではないか。

などの意見があった。