筒井 規夫

TV・ラジオに続く
情報発信の未来を

筒井 規夫

技術局 送出部

2000年入社

全国の放送局との連携で進む
メディア開発の仕事。

取材日:2018年2月

ますます重要度が増す
ウェブとの連動

打ち合わせ

社内で部署が変わることはめずらしくはありませんが、私は入社以来、技術、編成、営業などいろんな仕事を経験しています。現在は送出部でメディア開発関係の仕事を担当。何年か振りに以前にも経験したことがある業務を受け持つ形になりましたが、時代の流れで、当時より仕事の需要が増しているように感じます。

この部署ではインターネットを使ったメディア開発を行っています。モバイル・パソコン版のホームページ作成・管理やデータ放送の管理などが主な仕事です。番組作りとあわせてホームページも制作してほしいとの依頼が多いですし、特にラジオではウェブとの連動した企画が今やマスト。放送された情報をウェブに掲載することはもちろん、音声をアップロードするなどの依頼も増えています。放送局がテレビやラジオで情報発信するのは当然ですが、それとあわせてスポンサーにどういうプラスの提案ができるのかを営業と考えたり、「こういうことはできないか?」という相談に技術的な面で応えたりするのが私の仕事です。

また、データ放送に関しては機器もコンテンツもすべてにおいて管理しており、万が一のトラブルにいつでも対応できるような体制を整えています。

協働してステップアップ
それが放送局の技術職

制作

私は大学時代を岡山で過ごし、住みやすい岡山で生活する事を決め、RSKへ就職しました。情報通信に関わる研究をしていたことから技術職の仕事をしたいとは考えていましたが、メーカーではなく放送局を選んだのは「モノ作りが好きで番組制作に関わりたい」という思いがあったからです。

メーカーではひとつをとことん追究して一部の物の質を上げていく力が求められますが、放送局での技術職では「いろんなことを何でもやる」という力が求められます。特にローカル局では分業化しておらず、あらゆることに携わる柔軟性が必要です。そのために人から意見やアイデアをもらい、チームの力を借りながら形にし、ステップアップしていくのがここでの仕事で、人とコミュニケーションを図ることが日々の業務には欠かせません。

大学で勉強したことが放送局でもメーカーでもそのまま通じるわけではなく「入社してからが勉強」は当たり前。私もメディアに関してはまったく知識がない状態からはじめましたから、スキルや知識というのはやる気次第でなんとでもなります。それより人の輪に入り、いろんな人と接点が持てるか否かということの方が大切かもしれません。

業界全体で模索する
メディアの可能性

編集

新しい試みに挑戦させてもらえるのもRSKのいいところで、第2回の岡山マラソンからはテレビ中継とあわせインターネットでのライブ配信をしています。それも5時間半という長丁場のうえに、ゲスト走者のお笑いタレントをカメラが追うという前例のない企画に社内だけでなく全国の放送局の人からも驚かれました。(笑)動画配信をどのような方法で行うか、どこに人や機材を配置し、受信・送信はどうしていくか。カメラを持って、ランナーのスピードについていける人探しというのも難問でした。当日はディレクターとして、早朝から指示出しや各所との連携の調整に追われトイレに行く暇もないほどでしたが、その甲斐あって配信は好評でした。給水スポットの様子やランナー同士の触れ合いなど、そこにはテレビ中継と違った映像があったのです。放送局同士はライバルでもありますが、業界全体で技術の向上をという意識があります。全国の放送局などが会員の「マルチスクリーン型放送研究会」もそんな団体のひとつで、私にとっては発想を広げるためのまたとない勉強の場になっています。私たちのマラソン配信の事例もここで紹介させていただいたことで、ローカル局やケーブル局からも問い合わせをいただき情報交換ができました。こうした情報交換によって、放送局の仕事にも新しい可能性が生まれています。